BS_Object_Modifier概要

「BS_Object_Modifier」は、「LINE_Set」をより汎用的にブラッシュアップしたインジケーターです。

「LINE_Set」は水平ライン、垂直ライン、トレンドラインのカラー、種類、太さなどの変更に加えてほとんどのオブジェクトのカラー変更が可能な便利なツールですが、「BS_Object_Modifier」は「LINE_Set」をさらに進化させ、テキストやラベルの文字の大きさや表示角度などの修正も可能になっています。

「BS_Object_Modifier」のリリースとともに、従来の「LINE_Set」の新規機能追加および仕様変更は終了いたします。

BS_Object_Modifier設定と使用方法

以下の画像が、「BS_Object_Modifier」で設定できるパラメーターです。

注:画像が最新になっていない場合(「機能追加・変更」分が画像に未反映)があります。

使い方は「LINE_Set」と同じで、修正したいオブジェクトをクリックした後、登録したショートカットキーを打鍵するだけです。

たとえば、上記画像の設定の場合、『カラーグループ1』に設定した文字aを打鍵するたびに、『グループ1』で設定したカラーの順番にオブジェクトのカラーも変化していきます。
このとき、『キー押下状況表示』で設定した内容に合わせて、カラー名称と設定したコメントがチャート上(設定した位置)に表示されます。

『オブジェクト選択可否』機能

オブジェクトの修正以外に『オブジェクト選択可否』というおもしろい機能があります。
これは、画面上にあるすべてのオブジェクトを選択可能にするか否かを切り替える機能です。
選択可能になっているオブジェクトを一時的にすべて選択できないようにして触れないようにしたい場合に使います。
なお、『オブジェクト選択可否』は弊社の「TEXT123」のオブジェクトロック機能と同等機能になります。

起動方法と確認方法

上記画像の設定の場合、文字「.」を打鍵するたびに『オブジェクトの選択可』、『不可』が切り替わり、同時に『キー押下状況表示』で設定された「オブジェクト選択可」または「オブジェクト選択不可」というコメントがおおよそ900ミリ秒間チャート上の座標(300,400)に表示されます。

利用例

『オブジェクトの選択不可』にしてから、新しいライン等のオブジェクトを作成すれば、もともとあったライン等のオブジェクトが選択できないので誤って移動させてしまうことがなくなります。『オブジェクトの選択不可』後に作成したオブジェクトは選択可能なので自由に移動させることが可能です。
終了後は、『オブジェクトの選択可』にすれば、これまで通りすべてのオブジェクトの選択が可能になります。

機能追加・変更

2019/4/13

  • デリート機能追加
    クリックしたオブジェクトをショートカットキーで削除する機能を追加しました。
    MT4標準機能でも、オブジェクト選択(通常ダブルクリック)後、Deleteキーで削除可能なので大きな違いはありませんが、複数のオブジェクトが選択されているときに、Deleteキーを押下すると選択されているすべてのオブジェクトが削除されてしまうので意図しない結果になる場合があります。
    「BS_object_Modifier」の削除機能を使えば、削除したいオブジェクトを確実に削除することが可能になります。

2019/4/18

  • フィボナッチオブジェクト専用デリート機能追加
    フィボナッチ専用のデリートショートカットが設定可能になりました。
    フィボナッチは頻繁に作成したり削除することが多いと思われる為、フィボナッチ独自の専用デリートキーを追加しました。
    ここで設定したキーを押下すれば古いフィボナッチオブジェクトから押下の都度、順次削除される仕様になっています。
    したがって、フィボナッチ独自の専用デリートキーを使う場合は、削除したいフィボナッチオブジェクトをクリックして選択する必要はありません。
    この機能は、弊社「Fibo_Nassi」の削除機能と同等です。

2019/5/8

  • 水平・垂直・トレンドラインおよびフィボナッチの線種、太さ設定時の仕様変更
    線種変更時は自動的に線の太さを標準サイズに変更し、線の太さ変更時は線種を自動的にソリッドタイプに変更する仕様に変更しました。
    これにより、さらに利便性の向上が図れると思います。
  • カラーグループの追加
    カラーグループを1つ追加しました。
    全部で4グループになり、各グループ最大6色、最大合計24色をオブジェクトに割り当てることができます。

2019/5/28

  • 『BS_Object_Creator』『BS_Object_Hide』と、より一層、操作の親和性を高めました。
    『BS_Object_Creator』を導入しない場合は、代わりに無料の『BS_Object_Control』を起動し、「ツールオプション」の「ライン等の設定」で「作成後に選択するのチェックボタン」をはずすことにより、ほぼ同等の操作性になります。
  • カラーグループを6グループに拡大しましたので、時間足毎にグループ設定する使い方も可能になりました。

トライアルについて

トライアルの制限は、ZARJPYペアだけに限定しています。
トライアル版のダウンロード

『BS_Object_Control』の無料配布

『BS_Object_Modifier』は『BS_Object_Creator』を前提に大幅なロジック変更を実施しました。
単独でも利用できますが、単独で利用すると以前のバージョンより少し操作性が落ちますので、『BS_Object_Creator』の制御部分をスピンアウトして開発した『BS_Object_Control』を代わりにお使いください。
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